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キッチンは開くか閉じるか。
奥行きのある作業台や開放感やリビングダイニングとの一体感ゆえ 近頃のキッチンはこのいわゆるアイランドが多いもよう。 けれど、それはキレイなキッチン、整理整頓上手の奥様だからよいのであって、 わたしの場合、生活感をまるっとさらけ出してしまうおそれあり。 なので、閉じる方向でお願いする。 でも気配をかんじる程度の閉じ具合で、さらに窓から外をながめられるかんじで。 完全に閉じてしまうのは、それはそれでさみしい微妙な主婦心。 ![]() 冷蔵庫と食器棚をパーテーションがわりに、キッチンとダイニングを区切ってあるけれど 大まかに言えばダイニングとキッチンはひと空間。 大きめのダイニングテーブル(200×100)がゆったり収まるように、 キッチンもお菓子が作れるくらいのスペースが確保できるように、 収納もなるべくストレスのない容量を。 あと、動線も。 この時期はずーっとそればかり考えていた。 朝起きた瞬間、まず頭にうかぶのはキッチンの間取り。 インテリア雑誌はもちろん、テレビのCMさえもキッチンが出れば釘付け。 方眼紙にあれこれ書いては消し、元の図面をこね回しているうちに とうとう家の設計そのものに手を加える始末。 しかも、それを設計士の方に提案してみるという暴挙に出る。 寝ても覚めても考えましたと言ったら、いやーそれにはかなわないと笑われた。 笑ってくれてよかった。 設計士Hさん、その素人案を快く採用してくださりキレイにおさめてくれました。 ありがとうございました(深々)。
無事土地を手に入れて、やっと本格的なプラン。本当にやっと。
この日をどれだけ待っていたことか! いつかもっとたくさん年を取って人生を振り返ることがあるとすれば この時期のことはすごーく大きなトピックになっているに違いない。 そんな楽しい日々、最初に見せてもらったプラン1から実に5回の改良を重ね... プラン6まで進む。 (のんびり更新している間に、3月の着工がもうすぐ!少々はしょっております。汗) 最初のプランは我々の好みや生活スタイル的なものを一切伝えていない状態で 作られたものだったから、そこに希望を加味してじわじわと変更されていく。 しかし。 6回目の打ち合わせまで進んでも、やや違和感が残る。 ここを直せば、いやこっちだ、と打ち合わせを重ねてきたけれど、 土地の形状や立地、そして雰囲気を考慮して練り上げた空間ではあったけれど、 やっぱりあきらめきれない部分がいくつかある。 それに、ほぼ平屋のために予算的にもずいぶんとオーバーしていた。 そこで、 ほぼ平屋だったものを2階建てに(吹き抜け部分を大幅カット) 道路側にあったベッドルームを裏山に面した南向きに、さらに2階へ などと希望を伝え、プランBとしてまったく新しく作り直してもらうことに。 ![]() ずいぶんと引っ張って、また一からやり直しをお願いするのは、 言い出すのにちょっと勇気がいったけど、無理を通してよかった。 新しくできてきたプランは、そこに暮らしている自分が想像できた。 朝起きて日のあたる洗面所で顔を洗って、キッチンにコーヒーを入れにいく。 洗濯ものを思う存分太陽にあてる。取り込んだら、すぐそばにクローゼット。 緑いっぱいの窓にむかいあったソファに寝転がって本を読み、 休みの日、夕方には七輪に炭をおこし庭で採れた野菜を焼く。あと、さんまも。 夢は広がるばかり。 さらに、もっとしゃきっとした毎日を送らなくては、という前向きさもでてきたり。
土地を買うにはまず「買付証明書」というものの提出をしてください、
ということでした。 これは買う意思を書面で表したもので、決められた期限までキープできますよ、 というものらしい。 そして、いよいよ契約の日。 建築会社ののIさん立ち会いのもと、売り主、仲介であるところの宅地取引責任者、 そしてわたし達買い主。その場には7、8人はいたと思う。 緊張していたから余計にそう思ったのかもしれないけれど、何とも厳粛な雰囲気。 そんなのしばらく忘れていた。 何度も納得して買う土地だけれど、もう後戻りはできないという武者震い的な ものがおそってくる。一生のうちそう何度もあることじゃない。 あんなに暑い日だったのに、指先が冷たくなってかじかんでた。(冷房? 笑) つばを飲みこむ音も聞こえそうな契約手続きが終わった後(長かった) 売り主の女性が「楽しみですね」とにっこり笑ってくれた。 うれしかった。よくわからないけど、涙が出そうだった。 売買とはいえ、自分たちがこの土地の新しい所有者になるにふさわしいと 認めてほしかったのかも。 それまでちょっと怖い顔をしていたのは、彼女も緊張していたんだ、きっと。 わたしはその瞬間、力が抜けて思考もふにゃふにゃになり、 ありがとうございます!と抱きついてしまうのをぐっとこらえるので精一杯。 で、結局あの時はなんと答えられたのだったのかしら。 とにかく契約が無事に終わり、その清々しさったらなかった。 これからこの土地とともに生きていくんだ、と思いました。
土地は見つかったので、次はいよいよ契約。
正式な買主であるところのオットが、ここにどんなふうな家が建つのか ざっくりとしたプランを見てみたいと言い出します。 わたしはすぐにでも判子を押す勢いだったけれど! だけど傾斜地でしかも不整形地(直角三角形でさらに一部が欠けたような)、 何事もきっちり進める性格からして多少の不安を持つのも仕方がない。 (それでもわたしはすぐにでも判子を... 以下同) そこでお願いして作ってもらったプラン。 んまー!(絶句) 三角形の長い辺(南向き)が一面窓のリビング、しかも天井高い、広い、 お風呂が裏山に面してフルオープン、フルにオープン(2度言いました)。 ![]() ざっくりしたプランでこれだけのものなのだから、もう土地買いましょうよ、 と心の中で何度も思いつつ。土地を買う前から実質一回目の家の打ち合わせ。 ![]()
6月になってから、真夏のように暑い。
ご紹介したい土地があります、とメールが来た。 もうずいぶんとわたしたちの土地探しにつき合ってくれていた その担当の方、Iさんは普段は一歩下がってお話をされる方なのに このときはなんとなく勢いがあった。力強さみたいな。 住所を聞いて、今までなるべく後回しにしていた地区だったのだけれども 気持ちがはやる。 過度な期待は禁物と自分にいい聞かせながらも、気持ちがはやる。 いよいよその場所を見に行った日は、ちょうど古家を解体中で わたしたちのために!(勘違い)と感動で震える。 いや、やっと出会えた感動です。 (Iさんの勢いは正しかった。わたしはまんまと一目で落ちた) すぐ側を小川が流れ、裏は一面緑で自然がいっぱい。 息を吸い込むとまるで夏休みみたいだった。 ![]() お庭のあと。
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